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一枚の写真Vol.12 錫杖団体演武(2012年)

更新日:2022年5月7日






錫杖。 写真の二人が手にしているものは、仏教の僧侶や修験者が持ち歩く「錫杖」というもので、例えばあの『西遊記』の三蔵法師もこの錫杖を手にして旅をしています。(「三蔵法師」で画像を検索してみてください!) 少林寺拳法は、禅宗の開祖達磨が仏教の教えを広める際に同時に教えた易筋行をルーツとしているため、法器であるこの「錫杖」を使った技があります。 写真は、2012年12月2日に、少林寺拳法創始者宗道臣生誕100年記念として横浜片倉道院の地元横浜で開催された「2012年少林寺拳法全国大会inかながわ」のエキシビションで披露する、県下の有志による錫杖団体演武に向けての稽古をしているところです。 少林寺拳法の技(法形)のひとつに、「内受突」という相手の突きを受けて反撃するものがありますが、これには錫杖を使った技があります。基本の動きは同じなのですが、錫杖を使うため、攻守ともに技を行いながらすごく怖かった記憶があります。 この写真の時以外にも、いろいろな道院に出かけて他道院の拳士とも稽古を行いました。 すごく良い思い出です。エキシビジョンに向け、錫杖を購入し、「法衣」(写真右の拳士が着ている黒い衣装)も購入。準備万端でした。 さて、本番の出来はどうだったか? 実は、本番日の直前、私はなんと虫垂炎になってしまったのです。なので、12月2日は、団体演武には参加できず、病院のベッドの上で迎えました。 購入した錫杖と法衣は日の目をみることなく、今は自宅で出番をかれこれ10年待ち続けております。(矢ヶ部)

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